本日は前橋市でキツツキがあけた穴でお困りのお客様からのご相談で現地調査に伺いました。
こちらのお客様は前橋に別荘を所有されています。毎日生活しているわけではないためキツツキにとっては非常に良い環境なのもあり、穴をあけられています。
コロナ渦ということもありしばらく来られていなかったようで、久しぶりに空気の入れ替えに訪れると軒天井に穴があけられていたそうです。
このままだと建物に悪い影響が及ぶのが心配ということで、ご相談いただきました。
こちらは北側の状態ですが、南側も同じようにキツツキに穴をあけられています。
キツツキが建物に穴をあける理由は、インターネットでもいろいろ解説されていますが本来の理由はわかりません。憶測の範囲での解説になります。
例えばキツツキの住処には、1つ穴のものと複数穴が連なったものと2種類あり、複数穴のものが通常ねぐらとされているらしいです。
蛇などの外的が侵入してきた場合、もう1つの穴から脱出できるように複数の穴をあけているとされています。
私も実際に蛇が壁を伝い、軒天上に上っていくのを目撃したことがあります。
その時はツバメの巣を狙っていましたが、キツツキもエサとして狙うのだと思います。
理由はハッキリしていなくても、このように穴をあけられた場合の対策は、できる限り早く穴をふさぐことが重要です。穴があいた状態ですと、キツツキ以外の害獣も中に入ってしまう可能性があるためよくありません。
こちらは南面、玄関側です。
北側と同じようにキツツキによって穴があけられています。
実際に穴をあけているところは見たことがないそうですが、すでに5つあけられています。
ご提案内容は、青く囲んである軒天上の有孔ボード(パンチングボード)の部分にステンレスのパンチングメタルを貼って強度をあげるということです。
また同じ素材で貼っても、キツツキがまた穴をあける可能性があるため、金属製のものを貼るご提案をします。
そのまま金属の板でふさいでしまうと、空気の通りが悪くなってしまうため、等間隔に穴が開いているパンチングメタルをおすすめいたします。
現状の上から貼れるので費用を抑えることができ、ステンレスを使用するので強度も高くなり安心です。
軒天上を全て貼りかえるご提案もありますが、費用も時間も部分補修よりかなりかかってしまいます。
キツツキに穴があけられた部分以外の軒天上部分は、ひどく傷んだ部分もなかったので貼替えの必要はないかと思います。
※有孔ボードとは…小屋裏換気のために等間隔で孔が開いたボードのことをいい、通気性がよいとされています。
※ステンレスパンチングメタルとは…金属等の板をパンチングプレスの金型で穴を開けた加工をした板のことをいいます。
アサヒペイントでは、お客様のご希望にそったご提案をさせていただいております。
家周りでのどんな小さなお困りごとでも、お気軽にご相談ください。
